木の種類・特徴

開花時期: 3月上旬から4月下旬
特徴:
花柄がひじょうに短いので、枝に沿うように花が咲く。
節の中央に葉芽があり、その両側に花芽が1個(つまり1節につき2個)なので、梅よりも密集して見える。
花びらの先が尖っている。

学名:Prunus persica
科名・属名:バラ科スモモ属
分類:落葉広葉樹の低木~小高木
別名「御酒草(みきくさ)」「毛桃子(もうとうし)」「三千年草(みちとせぐさ)」

桃には、雛祭りなどに飾って楽しむための花桃(ハナモモ)と呼ばれる観賞用と、果実を食べるために品種改良されて栽培されている実桃(ミモモ)があります。
花桃はその名の通り花を楽しむもので、実は小さめで食用に向きません。寒冷地でも育ちます。
実桃は果実が大きく実り、美味しく食べられます。比較的暖かい場所で栽培されます。

花桃は色も形も様々

一般的に花弁は5枚、花びらの先がとがっている形のものが多い桃の花ですが、菊のような形、椿のような形など、一見、桃に見えない種類もあり表情も様々です。

菊桃(きくもも):
菊桃は名前の通り、菊の花のような細い花びらを持つ八重咲きの桃の花です。
鮮やかなピンク色の花を咲かせます。

源平(げんぺい):
源平は紅白2色の花を咲かせる矮性品種の桃の花です。
1本の木に赤と白の花を咲かせ、その様子から源氏と平家が入り乱れて戦った「源平合戦」に例えられその名がつきました。

残雪枝垂れ(ざんせつしだれ):
残雪枝垂れは真っ白な八重咲きの花を咲かせる枝垂れ品種です。
雪を思わせるような美しい花を枝いっぱいに咲かせます。

食用で作られる実桃

食用の桃は100種類以上ありますが、その中で主に流通しているのは白桃系、黄桃系、ネクタリンの3種類ほどです。

白桃系
日本の市場に多く出回っていて、果肉は柔らかくて甘い品種が多いです。皮の表面は毛茸(もうじょう)と呼ばれる毛が生えています。

黄桃系
果肉が黄色く、かためで甘酸っぱい品種です。缶詰に加工されることが多いです。こちらも毛茸(もうじょう)で覆われています。

ネクタリン
桃の変種で表面に毛はほとんどなく、果肉は白色、黄色の品種があり、硬めで甘酸っぱいです。

タイトルとURLをコピーしました